人に見られてもいい日記。

人に見られてもいい程度の日記。

交換日記。

スプーキーです。

ずっとずっと昔にあったやり取り。

 

 

ちょうどデジタルとアナログの狭間で育ったわたしの周りではプロフィール帳の書き込みが流行っていたのを覚えている。わずかながらわたしも書いていたような気がする。無論、女子だけの文化であったので滅多にやるものではなかったが。

 

 

そんなことを今日考えていて、交換日記とはどんなもんなんだろうと夢想する。漫画やアニメではそういったシーンもあったのでやり取りそのもの自体は知っている。だが、そこにある互いの想いとか感情とはどういったものだったのだろう。

 

 

メールもSNSもない時代ではコミュニケーションの手段は限られるし、コミュニティも手の届く範囲でしか存在しない。鉛筆と紙と声が全てだったその頃。いつかどこかで見た様な青春の構図。それに遭遇した世代ではないけれどきっと面白いことだったんだろうなあと思う。

 

 

今が決して悪いわけではないけれど、発する言葉に重さがつかなくなっている気がする。手軽だからいけないのか、デジタルだからいけないのか。きっと違うだろう。言葉に責任がない。そんなふうに思える。相手の反応など気にもせず好きなことを言う。独り言でもないのにだ。

 

 

無責任な人間に意見を言える資格なんてない。