渋谷メルトダウンを見てきた話。
スプーキーです。
好奇心身を滅ぼすと言うけどこの場合は身を滅ぼす前の教訓を学んだ感じ。
友人と2人で深夜の渋谷を徘徊することにした。
理由はごく単純で、
「渋谷の酔っ払いがバタバタ倒れてるのは本当なのかを確かめにいきたい」
である。
少し前から渋谷で「メルトダウン」した酔っ払いを撮影している人の事が話題になっていて、それに興味を示したのがきっかけだ。地方なのでイマイチ現実感がなく、本当にいるのかしら?と思ったのだ。いくら日本が治安がいいとはいえ何があってもおかしくないのは事実だし。
で、18時に地元の駅で待ち合わせしてお茶漬けを頂いてから渋谷へ。少し早く着いてしまったので、ブラブラと散歩していた。流石にまだ人が多く、代々木公園まで歩いていたのだ。正直散歩がメインな気がしなくもない。
ちょうどジャズフェスティバルがやっていてその終わりくらいに、渋谷防災フェスが隣接していたので、candlejuneの話を聞くなどしていた。キャンドルが綺麗だったくらいの印象しかなく、トークショーは微妙というか感情的な話しかしてないな。という印象。
そんなことをしながらハチ公前で休憩していると、女性二人組がナンパされている場面に遭遇。
男性6人組、にである。
明らかに比率おかしいだろ、と思いつつ観察。片方は手慣れていたが片方はもう帰りたそうにしていた。可愛いかどうかと言われればまあまあではないかと思う。男性の方は有象無象だったので特別何も言うことはなかったが、多分2時間か3時間くらい粘っていたような気がする。大学生くらいだったのだろうか。
当の私たちといえば、近距離でその現場の実況をしていた。悟られないように会話のつもりだったのだが、どうやら私たちの会話は丸聞こえだったようだ。あとで友人に聞くと、片方の女性がこちらに助けろよ、という圧を掛けていたらしい。それ言えよ、って返しはしたが、よく考えるとその圧に気づいていながらガン無視する友人のタフネスさに感心した。
そんな感じで深夜になって終電もなくなった頃、本格的に探し始めた。冷静に考えて酔っ払い探しは割と頭おかしいと思う。
結果的にはかなりいた。大体がサラリーマンだったりするのかと思いきや、私服の若者やバックパッカーらしき外国人や、クラブの前でぶっ倒れてる人など様々だった。この日は土曜日だったのでまた違う一面だったのかもしれない。流石に知らない人を写真に収めるのは気が引けたが。
面白かったのは倒れてる酔っ払いに合掌してる酔っ払いがいたことだった。酔っ払い同士というのは何か波長が合ってああなるのだろうか。わたし自身は酒に弱いので倒れる前に辞めるけれど、もし酒に強い人に会ったら聞いてみたいなと思う。
結局始発で地元まで戻って昼まで寝た。疲労感が凄まじく、運動不足を痛感させられる。
次回は新宿だな、と友人に言ったら春がいいという。発情期のナンパ野郎の観察が始まりそうだ。